グリーフコンサート [鑑賞]
12月27日、死刑が執行された。死刑廃止を訴える者ではありませんが、この年の瀬に執行することもないのにと思います。
午後から、音楽とメッセージによる哀悼のひとときを過ごしました。
クリスチャン院長が、看取りをされた家族のために開いたコンサートです。一昨日、受診した際に、院長からお誘いを受けたので家人と共に鑑賞しました。
院長挨拶
今年は50人の方をお送りさせていただきました。大事な方を亡くされたご遺族の方には、かける言葉もありません。今日、お越しいただき、音楽を通して亡くされた人を思いだしていただく場となればと考え、コンサートを開かせてもらいました。
キリスト教の病院ですから宗派が違うかもしれませんが、お祈りをいたします。
「神さま、今日、この場を与えていただき感謝いたします。多くの方をあなたのもとへ送り届けることもできました。その場にあなたに立ち会っていただき感謝いたします。また、今日は辛い悲しみを抱えていらっしゃるそのご遺族の方のうえに、あなたの大きな慰めをお与えいただきますようお願いいたします。そして、私たちにも精いっぱい健康に生きていくことができますようご加護をください。アーメン」
ピアニスト、金沢あきなさん
金沢さんも3年前、お母さんをこの病院で見送り、その際、院長の勧めでピアノを弾きながらのお別れだったそうです。今日のコンサートのためにパリからいらしたようです。
オープニングはバッハの「主よ人の望みの喜びよ」、続いて「ラルゴ」、そして「神よあなたに感謝をささげます」という華やかな曲で続けられました。
ここでパーカッションの三弥沢信氏も登場
共演は「カノン」からの始まりで、その後はジャズも加わり、「主は私の手の中にある」では、金沢さんの歌も。
ちょっと、歌詞が聞きづらかったのですが下記のようでした。
心配しないで 恐れないで
・・・ ・・・ ・・・
そら その 主イエスは涙をぬぐう~♪
くじけた君は 手を挙げて呼ぼう
乗り越えられる~ 耐えていける
たとえ何があろうとも 主の手の中 ♪
・・・ ・・・ ・・・
主イエスとともに 泣き続けられる
たとえ何が起ころうとも 守られて~る♪
この歌詞の解説に院長が援助
「クリスチャンの人が思いを歌ったものでしょう」と。
続いてショパンの別れの曲をアレンジした「さよならの後に」の演奏。別れの後に何か受け取るメッセージをイメージしてアレンジされた、さわやかな音色の曲でした。
次は、ずっとそばにいるよという「スプリング」の演奏も。一部ビバルディ―の四季「春」のメロディーが挿入されていたようです。
そして、このクリニックに隣接している教会の牧師末松さんからのメッセージもありました。
人間が死ぬということは、残されたものにとって人生の中で一番強いストレスでしょう。今日のグリーフコンサート、グリーフとは悲しむということです。しかし音楽という媒体によって私たちの心が何か力を得たり、励ましを得たり、何か生きる力を得たりします。
グリーフを慰める回答はあるのでしょうか?
イエスは云われた、「私こそ蘇りです、私こそ命です、私を信ずるものは死んでも生きるのです」。そこに、心の中に変化が起こってきます。
希望です。
神さま、グリーフコンサートを開いていただいたことに感謝します。
院長、「立ち止まって考える時間になったのではないでしょうか?」。
来場者のお見送りで玄関に立った院長に、家人が治療のお礼を言っていました。
どうやら家人にとってのイエスは、院長のようです。
私はというと、映画「ベンハー」を思い出しました。もう何度観たことでしょうか。
この年末、もう一度観てみます。
午後から、音楽とメッセージによる哀悼のひとときを過ごしました。
クリスチャン院長が、看取りをされた家族のために開いたコンサートです。一昨日、受診した際に、院長からお誘いを受けたので家人と共に鑑賞しました。
院長挨拶
今年は50人の方をお送りさせていただきました。大事な方を亡くされたご遺族の方には、かける言葉もありません。今日、お越しいただき、音楽を通して亡くされた人を思いだしていただく場となればと考え、コンサートを開かせてもらいました。
キリスト教の病院ですから宗派が違うかもしれませんが、お祈りをいたします。
「神さま、今日、この場を与えていただき感謝いたします。多くの方をあなたのもとへ送り届けることもできました。その場にあなたに立ち会っていただき感謝いたします。また、今日は辛い悲しみを抱えていらっしゃるそのご遺族の方のうえに、あなたの大きな慰めをお与えいただきますようお願いいたします。そして、私たちにも精いっぱい健康に生きていくことができますようご加護をください。アーメン」
ピアニスト、金沢あきなさん
金沢さんも3年前、お母さんをこの病院で見送り、その際、院長の勧めでピアノを弾きながらのお別れだったそうです。今日のコンサートのためにパリからいらしたようです。
オープニングはバッハの「主よ人の望みの喜びよ」、続いて「ラルゴ」、そして「神よあなたに感謝をささげます」という華やかな曲で続けられました。
ここでパーカッションの三弥沢信氏も登場
共演は「カノン」からの始まりで、その後はジャズも加わり、「主は私の手の中にある」では、金沢さんの歌も。
ちょっと、歌詞が聞きづらかったのですが下記のようでした。
心配しないで 恐れないで
・・・ ・・・ ・・・
そら その 主イエスは涙をぬぐう~♪
くじけた君は 手を挙げて呼ぼう
乗り越えられる~ 耐えていける
たとえ何があろうとも 主の手の中 ♪
・・・ ・・・ ・・・
主イエスとともに 泣き続けられる
たとえ何が起ころうとも 守られて~る♪
この歌詞の解説に院長が援助
「クリスチャンの人が思いを歌ったものでしょう」と。
続いてショパンの別れの曲をアレンジした「さよならの後に」の演奏。別れの後に何か受け取るメッセージをイメージしてアレンジされた、さわやかな音色の曲でした。
次は、ずっとそばにいるよという「スプリング」の演奏も。一部ビバルディ―の四季「春」のメロディーが挿入されていたようです。
そして、このクリニックに隣接している教会の牧師末松さんからのメッセージもありました。
人間が死ぬということは、残されたものにとって人生の中で一番強いストレスでしょう。今日のグリーフコンサート、グリーフとは悲しむということです。しかし音楽という媒体によって私たちの心が何か力を得たり、励ましを得たり、何か生きる力を得たりします。
グリーフを慰める回答はあるのでしょうか?
イエスは云われた、「私こそ蘇りです、私こそ命です、私を信ずるものは死んでも生きるのです」。そこに、心の中に変化が起こってきます。
希望です。
神さま、グリーフコンサートを開いていただいたことに感謝します。
院長、「立ち止まって考える時間になったのではないでしょうか?」。
来場者のお見送りで玄関に立った院長に、家人が治療のお礼を言っていました。
どうやら家人にとってのイエスは、院長のようです。
私はというと、映画「ベンハー」を思い出しました。もう何度観たことでしょうか。
この年末、もう一度観てみます。
2018-12-28 02:00
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コメント(11)
最近、3つのキリスト教系の病院を訪ねました
無宗教ですが、とても良い雰囲気だと感じました。
いい音楽会でしたね
by majyo (2018-12-28 08:19)
今年は「災」という字の如く、地震・台風など自然災害の多い年でしたが、年末に名曲と神父のようなドクターの心に沁みる言葉を聴くのも良いですね‼ 心が落ち着くでしょう。
それにしてもwildboarさんは良い所にお住まいですね。
羨ましい限りです。
by 京都のマッチョマン (2018-12-28 08:44)
「ベン・ハー」いいねえ。
あの映画での世界をそして心を清めるものは「水」でしたね。私も、もう一度見てみようかな。
by アニマルボイス (2018-12-28 09:30)
majyo様
私も、特別な信仰心はありませんが、学生の時は教養で「プロテスタント思想史」を学び、キリスト教とは無縁ではありませんでした。
このコンサート、何よりも湧き上がる愛が感じられました。
by wildboar (2018-12-28 09:45)
京都のマッチョマン様
かかりつけ医を求めてこのクリニックに行きつくまでに、いくつ転医したことか、とても腹立たしい医師も何人かいました。でも怒らないようにしたほうが良いようです。
by wildboar (2018-12-28 09:51)
アニマルボイス様
ベン・ハーが奴隷になる時、イエスから水をいただき、そしてベン・ハーが処刑されるイエスに水を差しだす。これもいいシーンでしたね。
末松牧師のメッセージの中には、水の話もありました。
写真2枚を追加して貼りつけました。
by wildboar (2018-12-28 09:58)
good!
by アニマルボイス (2018-12-28 16:31)
nice!
コンサートまで開催されているとは本当に素晴らしいお医者様で感服するばかりです。
by 多摩IH (2018-12-29 00:14)
多摩IH様
ある時、建設作業をされていた方が救急搬送されました。院長がお見送りをされた後、集まった多くのご遺族とお仲間を院庭に集められて一般診察で忙しい中、数名の看護師さんとともに旅立ちの言葉をかけておられました。感動的でした。
by wildboar (2018-12-29 06:56)
いやあ、wildboarさんも罪なこと書きますねえ。
悪い予感は的中するわけで、昨夜、正月明けまでにチェックしてくれという原稿が3本。とてもやる気にはなれないので、「ベン・ハー」また見ちゃいました。それも、ちょっとだけのつもりが全編3時間40分も(^^;。十字架を担ぐキリストのシーンに手も、人がごった返しているところに来ても最前列で見られるはずがないのですが癩病に気づいた男が「レプラ!」と叫ぶので周りの人間は、わーっと散ってしまうため間近で見られることになる。wildboarさんが書いていたベン・ハーがキリストに水を差し出すシーンにしても、ベン・ハーがローマ兵士に突き飛ばされた所にあった水飲み場の水をキリストに差し出す、というぐあいに実に考え抜いて作られています。そして、神は迷える子羊たちを導きたもう、と語りかけてくるようなラストシーン。名画というものは何度見ても心に響きますねえ。
あらためて貴ブログ見てみたのですが、偏差値自慢と金儲けのためだけに医者になる輩が多い中、こういう医者がいるとホッとします。ところで、ピアニストの金沢あきなさん美形ですねえ。いかん、まだ煩悩が・・・。(^^;
by アニマルボイス (2018-12-29 17:55)
アニマルボイス様
その金沢昭奈さんが、Ⅰ月5日と6日に、我らが母校から数百mの所にあるスタジオRiRiTaでNew Year Concert を公演するようです。
面白いのは案内図に母校がデッカク表示されています。超有名校なのか目印がそれしかないのか疑問。
聴きどころは、ショパン ピアノ協奏曲第1番のようです。
by wildboar (2018-12-29 20:11)