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『釣行記』見つかる [回想]

名古屋の同人誌に『山波』がある。先回の春号が188号であった。
季刊誌で188号なので歴史は相当なものである。
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名古屋市文芸創造団体活動助成金事業として認可を受け、名古屋市の全図書館にも所蔵されているはずである。昨年、他界された同人誌評論家の清水信氏も辛口であったが、何度か中日新聞の書評の欄に取り上げていた。
   
今、同誌における喫緊の問題は同人の高齢化に伴い、同人・会友が激減し原稿数のみならず資金的にも苦しく存続が危ぶまれていることである。長く続いたものなので廃刊するのは忍びない。

事務局から「何か書いてよ」とお鉢が回って来たので、これまでに7回投稿し、次号で2年間分協力することになる。
先回の188号では「ラヘンダー」と題して、安倍内閣について「森友、加計学園、自衛隊の消えた日報問題などが、ラベンダーの花言葉である疑惑・沈黙・不信感などと、ぴったりと一致する不思議な花である」と結んだ。
その中の文に、廃棄されたはずの日報が見つかったように、廃棄してしまったと思われる私の「釣行記」も見つからないかと修飾文的に挿入していた。

先日、朝から不愉快なことがあり気持ちを落ち着かせようとパソコン周りの本棚整理をしていたら、思いもかけず偶然に見つかった。ほとんど諦めていたので感動的ですらあった。
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昭和52年6月~昭和60年8月までの8年間、135回に及ぶ釣行の記録だけでなく、購入した釣り道具や新聞などの釣り情報などについても記載、あるいは貼付している。
最も多いのが静岡県清水港折戸湾でのメジナ狙いの夜釣りについてであるが、その他全く記憶のないこともたくさん記されていた。
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清水港の夜釣りでヒットした瞬間。
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写真中、四角の白いものはタバコと思われる。当時愛煙家だったので大きさ比較にしたもの。
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クロダイも釣れる。
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今では、もうこのようなハードな釣りはできない。今年2回、サプライズがあった愛知県知多半島片名漁港あたりがせいぜいである。

ところが、この釣行記には片名漁港については6回しか記録がない。しかもすべて不釣録である。
片名漁港についての記録は、これから記録していくことになるのかもしれない。

昭和60年秋で突然に釣りを止めることになったのは、これから清水港の季節になると思っていた矢先に発生した大事件のために行けなくなったからだ。その事件こそが『山波』179号~183号に連載投稿したものである。
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