SSブログ

「菜園の問題」報告その② [雑感]

12月14日、昨夕も今朝も「石見の喫茶店」で雑談、このところ店員さんからも「花が替わりましたよ」と、教えていただけるようになりました。少なくとも週に一度は店内6カ所の花が替わっていますが、会話を楽しんでいる人は意外と気づかないようです。

P1100161 (2).jpg
       椿(ピンク)と白文字

------------------------------------------------------------------------------------------

昨日の続き
借りている市民農園が契約の満期を迎えるにあたり、行政から一方的に、「来期は抽選で当たった場合でも同じ区画が利用できない。さらに、来期の使用は5月からです。」などの通知を突然に受けていた。高齢利用者の「急に何のためにするのか理解できない」等の不満を担当課長に伝えたところ、計画を見直すとかよく説明しようという姿勢が全く見られなかった。
そこで利用者の抗議と見直しの署名活動をする一方、市議会議員に話を聞いてもらった。


下地康夫議員の市役所でのヒヤリングには、建設経済部担当部長や産業振興課課長が対応したようであるが議論にならず、議員の本題でもあった『まちづくり』等でも対立したようである。逆に下地議員の「菜園問題」での議会質問を、関係者から通告外ではないかと指摘されたようなことに対して、同議員は憤慨していたようだ。

また、11月28日に入手した市の広報紙12月号には、本菜園だけが41区画から33区画に減らしての募集という記事も掲載されていた。利用率が高いから整備すると言いながら、もともと少ない本菜園をさらに8区画も減らし20%減である。
P1090595 (8)_LI.jpg
そして、他の5農園については圃場整備の予定はなく、各々59,44,48,60,48区画が用意されている。

11月29日 、市議会が始まる前日、産業振興課課長に再度面談。
広報紙にも掲載されてしまったので、覆すことは難しいだろうが「菜園の利用者に説明だけすれば、皆さんは理解し納得すると思う。今は説明責任が求められる時代ですよ!」と話してきたが、全くその気はなさそう。
何か、私には想像できないようなことがあるのだろうか?

12月3日、すっかり仲良くなってしまった菜園利用者のHさんも「石見の喫茶店」を利用していたようである。同店で集約したところHさんが10名の署名を集め、私が6名。この間、私は下地議員に何とか行政の市民軽視の姿勢を糺してほしいとお願いしていた。
菜園利用者の中には、行政のやり方に不満はあるものの、各々の事情で署名しない人もいたが、説得してまでの署名は求めていない。

下地議員が議会で質問に立つのは12月5日、その前日である4日、市長あての署名を秘書課長へ手渡した。秘書課長には内容のチェックができるよう封をせずに届けたので、当方の主張を理解されたように思われた。
秘書課長、「写しは私の方でコピーするのでしょうか?」と。
私、「写しも用意していますので、直接、産業振興課長へ届けます」。

産業振興課長に、「菜園利用者に説明するのには、まだ遅くないよ!」と言いながら手渡したところ、一言も声が出ないほど市長宛の署名書(写)を見て、固まってしまった様子。

さて、12月5日 、下地議員が質問に立つ日、インターネット中継を録音できる状態にして議会の傍聴に出かけた。
P1090843 (2).jpg
P1090844 (2).jpg

P1090846 (4).jpg

傍聴席の最前列中央に陣取って傍聴した。本題である「まちづくり」についての下地議員の予定時間内に「菜園問題」に触れてくれることができるのかと息詰まる。
刻々と経過していく中、よく通る下地議員の声が議場に響く。

下地議員、「・・・それでは、田園フロンティアパーク構想における市民農園についてお訊ねします。圃場整備の目的及びどのように整備するのかお聞かせ願います!」

担当部長、「開園後20年が経過し、通路が崩れる(崩れていないよー)などの弊害が生じてきたので、契約期間満了にあたり、新しく利用する人が快適に利用できるよう整備を計画したものであります」

下地議員、「多くの利用者は、現在でも快適と申している。なぜいきなり通知をしたのか?」

担当部長、「・・・期間満了にあたり一旦退去いただくことと考えていましたがッッ、多くの利用者から現在のままで差し支えないとの申し入れをいただきました。また、既に秋冬野菜の植え付けをされた方もあるとお聞きしています。そういった意味で圃場整備の予定を再検討したいと考えています」

下地議員、「議場に入る直前にこの答弁書をいただいた。大幅に答弁の内容が変わっている。あとの質問に影響するので、このまま質問を続けます。圃場整備計画にあたり、現在の利用者の意見を訊いたのですか?」

担当部長、「特にご意見は伺っていません。しかしながら皆さんの意見に従った方法を考えてまいりたいと思います」

下地議員、「いただいた答弁と、どんどん変わっていきますねー。意見を聞かなかったとは驚きでした。本市の市民参画はどこへ行ったのでしょうか、自治基本条例に反するとは考えなかったのでしょうか?」

勝負はあった。

帰宅後、あまり関心がなかった家人も、インターネット中継を見ていたようだ。
「お父さん! やったネ」と。

わずかに残された下地議員の3分間程度の質問と利用者(市民)の署名によって、完全に覆ったようだ。
後刻担当課長に、再検討の概略を確認したところ「利用者の皆さんに手紙を出します」であった。

既に来期の募集は始まっているのに、傍聴の日から1週間後である昨日(12/13)の夕方にやっと郵送されてきた。

P1100189 (4)_LI.jpg

少なくとも署名した人たちは喜んでくれるであろうが、このような市民を無視するような事が、行政の他のポジションでも二度と起こらないように、次の手を打っておいた。
その答えは、いつ出るか分からない。
wildboarブログにおいても、原点である「敬神(仏)愛人」、「ブログをはけ口にしない」ということに、今後よほどのことが無い限り戻りたい。

キャンセル続きであったR整形で久しぶりに腰痛マッサージを受けた。隣地の公園にはサザンカがいっぱい咲いていた。
P1100178 (2).jpg
サザンカの花言葉は「困難に打ち克つ」らしい。


ご訪問ありがとうございました。





nice!(55)  コメント(14)