SSブログ

失敗だったメインの鉢 [陶芸]

4月3日、今年の元旦に録画しておいた「年の初めはさだまさし」を断続的に観ていたのだが、今朝、やっと最後の30分あまりを見終えた。最後は、さだまさしが「春爛漫」で、桜の花は幸せ色だと歌っていてタイムリーとなった。

午後、陶工房へ電話したら先月の作品が窯出しされているというので友人と工房へでかけた。今回は釉薬の失敗はないと思っていたのだが、やっぱり失敗している。安全策を取ったので油断していたのだろうと思われる。

洋風の盆栽鉢と考えて絵柄も簡単デザインにしていたが、またもや釉薬で失敗。
P1110925 (2).jpg

絵柄の中心部の釉薬が飛んでいる。
P1110932 (2).jpg
原因を考えてみたところ、鉢の内側の釉薬を飛ばすために使用する熱した蝋を、作品の表面に誤って漏らしていた。その蝋を削ったうえペーパー掛けして落としたつもりであったが、意外と深くまで蝋が進入していたのであろう。透明釉薬を飛ばしてしまったようだ。

これは、作陶段階でロクロの失敗で変形と分かっていた。
P1110928 (2).jpg
本焼きでその点が顕著になっただけのことで想定していたこと。

余った土で作った手びねりの作品が、一番まともであったというのは悲しい事実。
P1110926 (2).jpg


腰痛で2年間休み、復活して4回目であったが気持ちが乗っていないということなのか。とても元の状態に戻れないようだ。
陶芸は、その時々の気持ちがそのまま結果として表れるので怖い。
気を入れ直さない限り次回からも進歩が望めないようだ。

ところで、この工房は岩崎御嶽山という低い山の上にあり、散歩道にもなっているところで、いいタイミングで桜が観られた。
P1110905 (2).jpg

P1110908 (2).jpg

ならば、登りとは反対方向へ降りた所にある岩崎城の開花状況はどうかと確認してみた。
やっぱり正面方向はまだまだであったというか、例年より木が弱っているようにも思われた。城址公園内の桜はよく咲いていたものの城との位置関係がよろしくないと思う。
P1110911 (2).jpg

P1110912 (3).jpg

山や城に近い桜祭りの会場になる河畔の桜も芳しくなかった。これらは、すべて近い範囲内なのだが環境によってそんなにも開花に差があるものなのかと、ちょっと驚きである。

今朝、タイムリーと思っていた、さだまさしの「春爛漫」のように、当地はまだ幸せ色には染まっていないようす。


nice!(64)  コメント(10)