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介護 [読書録]

9月17日、最高気温がまだ33度もあったようです。
当地では、また、雨が無いので欲しくてたまらないのです。
菜園や盆栽も雨があるかないかで、1日の自分のスケジュールが大きく左右されるので。

未明に読了。
【読書NO.356】片寄斗史監修 いきいき編集部編『 いつかはやってくる  親の介護が私を変えた 第一集』
発行人 黒坂勉 発行所 ユーリーグ株式会社 19999年11月130日 第1刷

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最近は眠る前に読んだ内容を、起きてみるとほとんど忘れているので、夜の外呑みと同様に夜読みは止めたほうがいいのかもしれません。

障がいのある人や認知症の人の介護と医療に関する著書を直近に4冊読んできました。
特に2025年には高齢者の5人に1人が認知症になるであろうと、大きな社会問題となっています。
今こそよく考えてみないと、と思っていますが、もう遅いのかもしれません。

この著書は、雑誌『いきいき』に連載されてきた著名者15人の親の介護体験を、記録編集されたものです。
15人の体験談をまとめれば、認知症の人に対しては「本人の意思、人権を尊重すること」が大切ですと、皆一致しているところです。
ただ、介護のプロに任せる方が良いのか、家族の在宅介護が望ましいのかについては意見が分かれているように思われました。
日本テレビのアナウンサーだった小林完吾さんは、元々親の介護は「子(家族)の務め」というご意見のようです。
私としては、否定はしませんが介護にあたる人の「優しさ」の問題によるところが多いのではないかと思います。
仕事を持っている女性は、できる限り介護サービスを利用しながら家族も看ていきたいという意見が多かったように思いました。
折衷案的に採用するのであれば、行政のサービスを目いっぱい獲得しつつ、私的な介護サービスを併せて、家族みんなで介護の態勢を作り上げることが理想かな、と考えます。

ただ、私もそうですが、日本の社会保障の矛盾を強く感じている人も多いようです。
なかでも、母親の介護にあたった舛添要一氏ですら「介護の現場にいると、役人が頭のなかでつくったシステムがいかに現実に通用しないかを痛感させられた」と言っていたのは、面白かったです。また、同氏の場合は、介護を理屈で推進していきたいという感じを強く感じられました。
他にも、日本の福祉制度は、現場にいない人がつくっているから矛盾だらけ、という人もいます。

介護も含めて、ひっくるめて「自分の人生だ」と考える人もいるひともいました。
橋幸夫さんは
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介護には、これが当然というマニュアルはないですね。
基本は、認知症の人ご本人を説得しようとすることより、本人が納得できるようにすることが重要で、その態勢を作っていくのが家族の役割ということになるのでしょう。

これまで読んできたものは、やや古いものなので、次は現在に近いものを読んでみたいと思っています。
当地では、医療と介護は別だと云う医師や役人がいたので、特に行政の取り組み姿勢がどう変化してきて、その効果があったのかどうか確認してみたいと思うところです。


今朝は、燃えるゴミ出しの日なので、ゴミを集積場で降ろした後、菜園で秋採どりキュウリの植え付けをする予定で出かけたのですが、ゴミを出し忘れて先に菜園へ行ってしまいました。
昨日は、そのキュウリの苗を積み忘れて菜園へ行ってしまったので、今朝の植えつけになっているのです。
自分の介護態勢を、自分で早くつくりあげておかないと、と焦ります。




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