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やって良かった心電図 [健康管理]

12月5日(火)、週1回の貴重なトレーニング(心筋リハビリ)の日。
心筋リハビリの他に週にもう1回程度は自らのトレーニングとして、フィットネスバイクを購入している。最初のころだけで、これがなかなか実行できない。


11月初めごろから朝の血圧が高くなっているので気になっていた。最も冷えた昨日の朝なんかは薬を飲んでいても140と70超えのまま午前中は戻らなかった。気管支も入院する直前の状態のようなモヤモヤ感であつたため、昨夜は気管支拡張剤を貼って眠ったら朝方、淡がコロッと出て胸は楽になった。
ところが脈拍が高くなり、トレーニング中も血圧はいつもより20ほども高く脈拍も常に90を超えていた。高止まりである。この1年こんなことは全くなかったので、トレーニング後に院長の診察を受けて話を聞いた。
「気になる嫌なことを言いますねえ」と院長。
来週、総合病院の1年検診の予定であるのだが心電図をとってもらうことにした。
結果は退院直後の1年前の状態より良くなっていて、当面の問題もなさそうであった。来週までビクビクして暮らしているよりこれで安心できた。
外来診療の開始前だったので、去年のグラフ、全く心臓に問題ない人のグラフ、今日のグラフをモニターで見せてもらい見方も教えてもらった。
波形が上に上がる力は健康な人より劣るものの、下がる波が去年のものより浅くなっているので大丈夫ということだった。


正月が近づいてきたのでハボタンを盆栽鉢に。
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サツキ盆栽は友人が処分してくれたので小さいのが2鉢しかない。これが紅葉している。
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左上は2回目のラディッシュ、右は2回目のホウレンソウ。


今年は無理をせず体調の改善を目標として読書復活の年と決めていたのだが、こちらは順調であった。ことに葉室麟に嵌ってこのところは連続して4作品を速読。
『峠しぐれ』(双葉文庫)、娘と離れて暮らすことになった善人の妻が娘を想う気持ちと、娘と一緒に暮らしながらの女盗賊が娘を想う気持ちが同じである、ということを併記して話を絡めたしっとりとしながらも武術においては緊迫した作品であった。
『天の光』(徳間文庫)、仏師が一生かけていかに魂の入った仏像を彫ることができるのか苦悩する過程の物語。納得いく仏像は、苦労をかけた妻によく似た作品となるのだが、決して幸せな生活は送ることができず心の中の幸せ感だけてあった。著者が仏教の世界までに入り込んだ(勉強した)ことが印象的。
『辛夷の花』(徳間文庫)、離縁された女人が実家の隣家に移り住んだ武士と、実父の窮地を救おうと行動を共にし、女人と武士の心が通じても結ばれようとしない両者の心理をよくついた名作だった。
昨夜読了した『陽炎の門』(講談社文庫)、珍しく藩主までも懲らしめるいっこく武士のミステリー風作品。特別な感慨はないものの留まることなく読み終えた。
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カバーイラストは4作すべて村田涼平、作品の内容をよく理解されて描かれていることに気付いた。

全部で葉室麟の28作品を終えて、いま新たに6作を発注している。読み始めて失敗した作品の再挑戦をして40作で卒業しようと思っている。


44歳の時に「老人性喘息なのでもう治らないです」、と名古屋の総合病院で診断され処方されたのがベロテックという気管支拡張剤。翌年、月刊誌『新調45』に気管支喘息の発作で死亡する人よりもこの薬で心臓を悪くして死亡する人の方が多いという衝撃的な記事を読んだ。喘息はその後10年で治癒したのだが、寒くなると若干の影響が現われる。心臓は昨冬からで喘息が遠因だったのかと今になって気づいた。


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