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幼い来客 [日記・雑感]

4月30日(日)、幼い来客があった。
5歳ともうすぐ2歳の女児である。
我が家の来客の中で、この若さは歴史的記録である。


お父さんは釣友なのだがこれではお母さんに育児を任せて釣りにも行けないことがよく分かった。30分ほどはおとなしくしていたのだが慣れたらなんにでも興味を持って元気に動き回る。私どもは楽しくて面白い2時間を過ごさせてもらった。
福ちゃんに興味を覚えて近寄っても、19歳の福ちゃんはお休みタイムで2人を無視。福ちゃんの写真も載っている「ネコの図鑑」の愛読者であるそうだ。グータッチでお別れしたのだが、また来てくれるだろうか。

ニワゼキショウが2輪だけ咲いた。
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右の花が2日年上。陽が当たっているときだったので陰ったら撮り直そうと思っていて忘れてしまった。鉢に利用しているのは岐阜県土岐市の壷石(天然記念物)。種を撒いておいたら簡単に発芽して今年も開花。


早くも諦めている中日ドラゴンズなのだが結果だけは気にしている。23試合経過でチームのホームランが4本とは両リーグでの歴史的貧打だそうだ。立浪監督が自らホームランバッターの獲得に動いてのこの結果は責任問題に発展するのではないだろうか。責任をとったからと云って強打に期待ができるとは思わないが固定しない打順についてはオープン戦、守備については高校野球を観ているような気持ちになる。


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記憶が曖昧 [日記・雑感]

4月28日(金)未明、葉室麟『草笛物語』を読み上げる。
先日の『散り椿』を読んだあと『潮鳴り』に続いて同氏の作品を連続して3作目であった。
不思議なことにどれもすでに読んでいるような記憶がよみがえってくる。



おそらくどれか1冊を読んでいると思うのだが、みんな内容がよく似ているからそんな気持ちになるのだろう。本作の解説を読んでみて葉室麟の代表作「羽根藩」シリーズの5作目にして最終話であることが分かって納得。
どの作品も「悪賢い権力者に立ち向かう正義を芯とする武士としての生き方」と「清々しい男女の情愛」を軸としているので一作ずつは惹きつけられる作品だと思う。ただ何作も読むと単に娯楽作品のような印象を受ける。よって次は暇つぶしの時に残り2作を読んでみようと思う。


行きつけの和菓子店に昨日行った時の花。
テッセン
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スズラン
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購入品ではないなと思い、店主である女将に訊いてみたら、やはり親族が育てているものらしい。この店には季節の花と季節の和菓子があるので、つい惹かれてしまう。

午後、盆栽の友人が預けてあったカエデ盆栽を持ってきてくれたので「石見の喫茶店」で雑談。
今日の花名は忘れてしまった。
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今月から減塩食弁当を週3回休みにしている。今日が休みの日なので夕食の塩分を2g基準で調整しながら選択した。
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鮎は素焼き(塩抜抜き)にしてボン酢を少し付けて食す。紋甲イカはワサビだけで醤油抜き。ほうれん草も醤油を抜いて削り節を少し。スーパーの魚屋さんの手作りによる「イカと里芋の煮つけ」と「サワラの和風あんかけ」は合わせて1.4gの摂取量で美味しい。減塩みそ汁などで塩分合計1.99gの自主計算、ギリギリのセーフだった。弁当よりは格段に生きた味を楽しめる。

今夜から『祖母姫、ロンドンへ行く!』を読んでみる。これまでの自分の読風と違うと思うのだが面白そうなので楽しみである。


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やっとこさ会計報告 [日記・雑感]

4月25日(火)、202号まで続けた同人誌『山波』、できれば名古屋在住の代表者の引き受け手を待っていたのですが難しいようです。残念ながら次号203をもって終刊になります。今後どなたかお名乗りがあれば復刊の用意はあります。


いつもなら発行の1か月以内に会計報告をしていたのですが、今回は体力の問題だけでなく新代表者の模索もあったことで報告が遅れてしまいました。印刷会社への支払いと送付料および事務経費だけの頒布価格でやりくりしていました。会員からは毎号有形無形の寄付をいただき今回は過去最高の残高を繰り越すことができました。最終号にあたっては繰り越すことはなく過去最高の頁数を確保できるように幅広く原稿を集めたいと思っています。
愛知県図書館と名古屋市鶴舞中央図書館には永久保存されていますので記念に投稿いただくのも一手です。


クレマチスを3鉢持っているのですが一つは友人宅へホームステイ中、もう一つは蕾がなくて咲きそうにありません。残る一鉢は年々花数が減少しやっと3輪咲いて今のところ他に蕾が見られません。
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もう一つの花は鉢影になっています。


今日の心筋リハビリは元の負荷で軽くこなすことができました。先週はなぜかだいぶ疲れていたものと思われます。診察も受けて先々週の尿検査の結果を確認したら塩分摂取量が8.2gもあったのでガッカリ。あんなにも制限していたので6gは間違いないと思っていたのにまだまだ満足できる食事は遠いようです。


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扶桑の館活性化委員会からのハガキ [鑑賞]

4月23日(日)、愛知県豊田市新盛町の扶桑の館活性化委員会から「コロナウイルスもだいぶ下火になり・・・今年より例年どうり・・・春の山野草を愛でにいらしてください」という案内ハガキが届いていたので盆栽の友人と行ってきました。


私も少しずつ運転の足を伸ばしているので、ちょうどいい機会だと片道約1時間の運転をしてみました。新緑と爽やかな風を受けたこともあり快適な半日でした。さほどの疲労感もなく良かったです。
例年は土曜日に行っていたのですが初めての日曜日鑑賞。ほとんどが即売会用で前日に売れたせいか特に目を引くようなものはなかったです。
昨秋、藤の盆栽を枯らしているので「斑入りの藤」を購入しました。プラスチック鉢で見た目が悪かったのだけれど枝ぶりが良かったので植えかえればいいと思いgetです。友人宅で釉薬(青磁)鉢に植え替えて帰宅後に飾ってみました。根がプラ鉢内でホンポンに詰まっていたのでだいぶ長い間手をいれてなかったようです。
昨年から室内に持ち込んで撮影することは面倒なので避けていましたが久しぶりの室内飾り。
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バランス的にはもう少し横幅のある鉢にして、室内置きにするとそこそこ大きいのでこれ以上大きく育てないようにしたいと思います。

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そこそこ風はあったのですが鯉が大きいので泳ぐには風力不足。


出掛ける前に市議会議員の投票をしてきたので今夜は速報の確認予定です。


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シラン [植物]

4月21日(金)、今年も咲いた小庭のシラン。
シランなんて知らんと誰かが言っていたことをこれが咲くと毎年思い出す。
今日も来た新たな知らん発信者からの怪しい新規メール。


フィリピンとかカンボジアの特殊詐欺集団が逮捕されてから急激に怪しい迷惑メールが多くなったように感じている。以前からよく来た怪しいメールは受信拒否リストでほぼカットできていたのにこのところの知らんメールはうまくかいくぐっているようなので細目に落とし込んでいる。別の詐欺集団が今のうちに早くやっておこうと焦っているのだろうか。

シラン
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昨年12月の入院騒ぎで高額の治療費が発生した。市役所から高額療養費の支給申請についてのハガキを受け取っていた。持参されたいという書類の中に「マイナンバーカード等(個人番号が記載されたもの)」とある。マイナンバーカードを作成していないので「等」とはどんな書類でしょうか?と尋ねたら、なければいいですと回答されたので驚く。必要ないものであれば「書くな」と言いたくなるのだが、こういう気軽な風潮が詐欺を助長するようにも思うのだが、この考え方は飛躍しているだろうか。
日常の生活においては疑いを持たなくていい平穏な世情であって欲しいとつくづく思う。


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血圧は安定 [日記・雑感]

4月18日(火)、17回目の心筋リハビリ。
なかなか自宅での自主トレーニングができなくて、どうしても週1回に限定されている。
リハビリ開始前と各トレーニング後の血圧測定は幸いなことに毎回概ね安定している。


以前、理学療法士さんに訊いたら結構乱れる人もいるらしい。脈拍も問題ないと思っている。
ただリハビリのたびに疲れていては進歩がないので、何とか自主トレーニングを習慣化することが課題であろう。
今日の測定。
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明日は特別な予定がないので散歩くらいはできるかもしれない。
先日散歩した時の空き地法面のタンポポ。
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昨日車で通った時にはもう花は終わっていた。

小庭のツツジももうすぐ終わりそう。
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確か雲仙ツツジだったと思う。

筋トレのバーベルを上げるようなPush upとPull downが一番キツイく肩と腰にくるので来週から負荷を落としてもらうことにしたい。


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藤は一房 [植物]

4月16日(日)、このところPCを触るのも面倒なのでメールのチェックとブログの更新しかしていません。読書も気乗りしなかったのですが、昨夜から読み始めた葉室麟『散り椿』が気持ちを集中させてくれています。これで新たな気持ちで週初を迎えられると思います。



実は読み始めてかつて読んだことを思い出しました。な~んだ、と思いつつしばらく読み続けていたらそのまま集中しています。一時期読書録の記載をしなかったことがあるのでその頃のものでしょう。書棚を探しても見つからないのは処分したんだと思われます。なんだかみんな忘れているようですが、大まかなあらすじは覚えています。それでも2度目を読み続けられるのは引付けられるものがあるからです。不正を懲らしめようとする内容であることと剣の達人らが登場するからだと思います。


今日の花はツツジでいこうと思っていたら、アニマルさんが豪華なツツジの絨毯をアップしていたので藤に変更。今年の藤は一つしか垂れてくれませんでした。
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剣の達人である主人公の亡き妻に対する武士ならではの心情文があったので付箋を貼って、読了して読書録を記載する際に転記録しようと思います。
時代小説に出てくる女性はみんな藤の花を連想させるような気がします。


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石楠花(陽晃)咲く [植物]

4月14日(金)、3年ぶりに石楠花が咲いた。
植えた年に咲いた後の2年間も咲いてくれなかった(蕾らしきものが葉になってしまう)ので、今年は何としても咲いてくれないかと2月に油かすを多めに撒いておいた。



しかし咲いてくれたのはわずか2輪のみ。
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来年は東側のロウバイの葉を落として日陰にならないよう少なくとも5輪を目指したい。

家人さんと小庭の雑草抜きをしていたら石付きのセッコクが過去最多の花をつけているのに気が付いた。
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小庭で狭いため雑草抜きの最中にユリの芽を一つ踏んづけてしまったのは残念だったのだが、やむを得ないと思うしかなさそう。

夕食時にはもっと大きなミステイク。
今夜は医療給食から解放した日なので、生カツオのたたき刺身、小鯛の焼き物、親子丼、新玉ネギの丸ごとレンジ蒸しなど制限塩分内でみんな美味しくいただいた。晩酌は許されている日本酒180ccをきっちりと計量カップで測って直接20ccの猪口に注いで冷酒を楽しんだのだが、食べることに気がいっていたのかふと気がづくと20ccを飲み忘れている。
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思わず撮った飲み残し。

昔から食べたら飲まない主義なので720cc瓶に戻そうとして今度は計量カップの注ぎ口を左右間違えて20ccのほとんどをこぼしてしまった。
酒飲みのいやしいところなのだが本当に残念。
あぁ~。


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補助診断法 [日記・雑感]

4月11日(火)、午後心筋リハビリに出かける前は藤井聡太さんの叡王防衛戦が五分五分と観ていた。リハビリは先週よりもかなり力強く順調にこなせたと思う。
帰宅後に藤井さんが1分将棋に追い詰められていたので驚いた。



リハビリ後の医師の診察で先週の血液検査の結果を知らされて、ちょっと(いや、かなり)がっかり。心臓にストレスがかかった時のホルモン量が健常者の約5倍もあった。心筋リハビリと減塩食を真面目にこなしていても、どうやらこの数値は下げることができないようだ。
現在の数値よりも悪化しないことに努めることくらいらしい。
そんなに重要な数値ならば今までの血液検査でなぜ調べなかったのかが疑問。

藤井さんが上手く切り抜けて勝利したのは、さすが早指しとか詰将棋が強いからだろうと思う。夕食を摂りながら藤井さんの勝利を見届けたわけだが、食後ネットで調べてみると、指摘された数値は補助診断法らしいのでこの数値に一喜一憂はしないことにした。
やっぱり肝心なのは再発リスクの指標となる悪玉コレステロールの管理だ。こちらは今回も14と低いくらいに自己注射で管理しているので良しとしたい。両医師(大病院の主治医と近医の院長)ともに低すぎても悪くはないと言うので、それを信じて続行することで納得。

小庭の枝垂れ桜が咲いた。
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このところ毎朝、アゲハが舞うようになってきた。
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弱い中日はどうしようもない。(~_~メ)
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鉢物夏野菜 [家庭菜園]

4月9日(日)、同人誌『山波』の会計報告が遅れているので今日こそはと思っていたところへ友人から連絡あり。もう1年使用権のある貸農園での夏野菜栽培が体力的に難しい。小庭の前で鉢栽培にしようかと考えていたので友人が土つくりなど全部やってくれた。


野菜作りに熱中していた頃は農園だけでなく鉢栽培までやっていたことが懐かしい。若くて元気だったということだろう。
石灰、山砂、赤玉土、腐葉土、野菜の土に油かすなど一挙に混ぜて4鉢準備。大玉トマト、ミニトマト、シャキットキュウリを作ろうと思う。これでも菜園の1畝にも満たない。
カラスの被害からは免れるものの味がどの程度まで追求できるのかが問題。
ともあれ友人に感謝である。


植えてから4年連続でボタンが咲いた。
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2日間の雨と2日間の強風で花びらが萎えてしまった。


農園を返却する場合は3月中に返す必要がある。3月はまだ新玉ネギの育成中で今日に至っても未収穫分が残っているので今期分の利用料はお支払いして、秋野菜の時期前には返却する予定。空き待ち者がいれば有効に使ってもらおうと思う。
かつて、放置して雑草だらけにしている利用者に「権利の上に胡坐をかいていてはいけない」と言っていたので自らも守らなければならない。


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居眠り福ちゃん [日記・雑感]

4月7日(金)、春の嵐だった。
このところ拙ブログの更新は日、火、金の週3回にしていたのだが、間違って昨日木曜日にも更新してしまったことを今朝になって気づいた。理由は単純にボケ(@_@)。



今日、定例の金曜日更新は、最近1日の4/5を眠りに費やしている福ちゃんの紹介。
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19歳も半ばを過ぎればこんなものかと思うのだが、足取りはけっこう軽いので安心。
食欲もバラツキはあるもののササミ系には旺盛。

私はというと相変わらず食べることのみを考えている。
家人さんの食も細くなっているのだが、やっぱり魚系が好みだ。今週から医療給食を週3回休みにしたのだが、調剤薬局で購入した先日の塩分1gレトルトカレーライスの時の鯵の焼き物はカレーよりも優先して奇麗に平らげ、今日の鮭の野菜たっぷり甘酢あんかけも完食。
私の魚好きは結婚前からなのだが、夫婦を長くやってていると食の好みも家人さんに感染したようだ。


退任するにあたり「大規模な金融緩和策を適切だったと自画自賛」した黒田日銀総裁、ちょっと疑問を感ずる発言だった。

今年も垣根から我が家に向かって咲いているツツジ、ありがたく楽しませてもらっている。
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漬物と納豆 [食事]

4月6日(木)、藤井聡太さんの名人戦をいつものように棋譜中継で観戦しようとPCを開いた。しかし見られない。歴史ある名人戦なので有料鑑賞しかできないようだ。1日観戦の有料契約をしてみたのだが棋譜の断続画面しか見られなくてよく理解できない。


昨年12月から塩分調整のため約4か月間、漬物と納豆を全く食べていない。特に漬物についてはもう我慢の限界だと解禁した。
スーパーの漬物売り場で最も塩分が少なかったのが、「あさごぼう」だったので購入。
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これが5本で80g入りなのだが、塩分は100gで3.0g相当。1本あたり0.6g。家人さんと半分こすれば0.3gなので許した。

もう一つは茨城県産納豆に目がくらみ、これも購入。オクラを入れて、たれは1/4のみ使用にした。
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納豆の塩分は0.002gでほとんどなしと同じ。たれが0.5gだから1/4で0.125gの塩分を摂取したことになる。夕食で宅配を受けている医療給食の中で、最も塩分の多そうな「青菜としらすの和え物」を控えたので、今夜もほぼ2gの塩分を守ったということだろう。
かつて毎夕食に欠かさなかった漬物を5カ月ぶりに摂ったという開放感を大切にしたい。

今日の花は菜園に咲いていた「日本桜草」
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渡辺名人との第1局は結局ABEMAで観て、終始藤井さんの優勢に進んでいたのだがいつものように終盤は混戦の様相もあった。棋譜中継で観られていればどんなに楽しかったのかと悔やまれる。
また有料観戦手続き中にPCのマウスをテーブルから落としてしまい左クリックが利かなくなってしまった。将棋観戦においては大損害の日であった。


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前脛骨筋 [日記・雑感]

4月4日(火)、朝起きたとき両足のスネが痛い。
なぜなんだろうと一瞬考える。
あっ、そうか昨日は暖かったので午後に近所を15分で2000歩、早足で歩いたのだった。


今日は心筋リハビリの日だったので理学療法士から体調はどうかと訊かれた。昨夜はあまり眠れなかったので「良くない」と応えつつ足も痛い旨、伝える。
リハビリは負荷を先回より強くしたのだが、以前よりはまだ軽くして調整。
血液検査も予定にはいっていたので院長の診察。
「15分で2000歩ですか、いいですねえ」と褒められた。
雑談のつもりだったのだが理学療法士がちゃんとPCに記録したのだろう。
「リハビリの自転車こぎとは違う筋肉を使っていたのですね」と院長に言うと、
「(痛いところは)前脛骨筋ですね」、と循環器の医師でもよく知っている。
それにしてもわずか2000歩で褒められるとは、現状がまだまだなんだと思わざるを得ない。健常者の65%の運動力であることを思い出す。

今日の小庭はトキワマンサク
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とセッコク。
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左腕から採血をしてもらう時、看護師が「血管が細いですねー」と言う。「いつも左手で採っていますよ」と応えたら、そのまま始めてくれて終わったかと思ったら、全く採れていなかった。
ではと、右腕を差し出したらいつものベテラン看護師に変わる。
そういえばリハビリ中に5回測った血圧がすべて100-50前後と低かったので注射器に流し込む圧力もなかったのか、ということにしておこう。それにしても針を刺されてしばらくしても一滴も出なかったことは初体験。
来週の検査結果によっては少し羽ばたきたい、と思っている。


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『水を縫う』を読み終えて [読書録]

4月2日(日)、どうも中日は今年も打てなさそう。
そして選手がみんな小さくて細い。怖そうな選手もいない。
今年も春先だけであーあ、と、なりそうな気配がする。


庭梅は、毎年間違いなくパーっと咲いてくれる。
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寺地はるな『水を縫う』(集英社)を読了。
初めて接した作家の作品で感ずるものがあったときはだいたい連続してもう一つ読むことにしている。
本作は主人公である高校一年生の清澄(きよすみ)が、姉の水青(みお)のウェデイングドレスを作ってあげるというだけの簡単なストーリー。ところがこれがなかなかなか読ませるもので名作だった。男の子なのに小さいころから手芸に興味を覚え特に刺繍が好きな清澄。一方、水青は幼い頃の体験から女の子なのに「かわいい」と言われたり、かわいく見られることが嫌い。結婚式もあげたくないくらい。離婚した母さつ子は、市役所に勤務しつつ2人を育て「普通」に教育することで精一杯だった。家族がギクシャクしないようにホローしていたのが祖母の文枝。水青は派手な飾りのウェデイングドレスが嫌いでシンプルなのがよいという。そんな姉のために清澄がウェデイングドレスを作ってあげると言う。
母のさつ子からすると世間的に普通であって欲しいのだがうまくいかない。
清澄も結局は姉が思っているようなウェデイングドレスを作ることができず、たまに会っている父の全(ぜん)に応援を頼む。全はプロの服飾デザイナーなのだが普通の社会人としての良識がない人。今更父だからといって娘のドレスは作ることはできないと断る。困り果てた清澄は父の友人であり雇用主でもある黒田さんから父を動かしてもらった。詳しい内容を聞いた全は、「本人が着とって落ち着かんような服はあかん」と、吸湿性に優れ重ねれば暖かいガーゼの生地を選んで体に巻き付け、つまんだり折りたたんだりしてギャザーやプリーツを作りあげて、ピンで留めていく。瞬く間にドレスのかたちに変化した。水青も納得した。その後そのドレスに清澄が独りで白糸と銀の糸の針を入れ、流れる水のような刺繍を入れ(縫っ)た。流れる水は淀みがないということ。
最後は、出来上がったウェデイングドレスをみんなが感嘆の目で見るであろうというシーンで終わる。
男は男らしく、女は女らしく普通であることって何なんだ、を問うている作品。
著者は多くの部分を接続詞なしの短い文で書いているのだが、決して無理をすることなく上手くつないでいるのが印象的。また6章からなる各章を清澄、水青、紺野(婚約者)、文枝、黒田、全にそれぞれを語らせて話を進めていた。特に最終章のウェデイングドレスが出来上がったシーンの描写は感動的であった。
もう一冊読んでみたくなる作家だ。


今月の盆栽カレンダー。
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一位 樹齢約120年  添え オトメキキョウ

  山姫も花の衣ぬぐ卯月かな  宗砌


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