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水石盆栽展 [鑑賞]

5月28(日)、半年ごとの町内掃除の日。
先回はその直後に入院してしまったので久しぶりにご近所の方々と家人さんともども歓談。
昨日今日は当市文化協会水石盆栽連盟があった。


会長の撮影許可を得て、私見を少々。

姫川石(新潟県)  銘『観月』
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秋の展示会まで出展を待ちたいところ。

酒匂川石(神奈川県)  銘『小鳥』
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銘があまりにもズバリのよくぞ探したと思われる石。

富士川石(山梨県)  銘『風に舞う』 「花の終わりを告げるような、風の中の花びらを連想しています」
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銘としては鑑賞者の想像力をかきたてる、よきアドバイスになっていると思う。

三峰川(長野県)  銘『桃源』 「現実をかけ離れた不思議な時間のながれる世界を想像」
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この出展者は同人誌『山波』の会員、たまたまお会いできたので203号の進捗状況を確認したらスマホに打ち込んであったので読ませてもらった。ほぼ出来上がっていて、私が全く手つかずである旨を伝えると「これからそぎ落とすので、ゆっくりやってください」と云われた。その気持ちがよくわかる。
今朝、盛岡の87歳会員から電話があって「最後の『山波』なので2稿出します。1稿を終えたのでいつまででよいのでしょうか?」と問われた。「できたものは先に送って欲しい、もう1本はゆっくりでいいです」と我ながら自分の原稿を遅らせようと下心が透ける。

愛知川石(滋賀県)  銘『さざれの岩屋』 「永い年月を経て出来た趣ある岩屋・・・」
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石をやや左に置いて水盤の右側に広がりを感じさせる飾り方がいいと思う。
この水盤は瀬戸市の陶芸家のこれこそ飾りたい作品。石の下に隠されているところが楽しい。
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よく見ると昔の作陶の過程が描かれている。白い釉薬を一面にかけた後にそれを削って絵を描いているのではないかと思われる。

五葉松・つた
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作品名札につた・名札と左右逆に書かれていたのが残念。
折角綺麗な名札が用意されているのに盆栽の方は、それぞれが手書きでカタカナ、ひらがなであったり無名だったり統一されていないのはドタバタ感とか会のまとまりの無さが窺がえる。木製の作品者名は書道の先生が達筆で記されているのに先生の気持ちを無にしている。水石の方はその点も完璧なのだが。盆栽の会員には他市のプロと思われる会員が何人も入り込んでいることも放置していてはいけないと思う。
私が在籍していたころの会員資格規定では、「当市に在勤・在住もしくは当市で学ぶ人」となっていたのでその規定に変更がなければ他市在住の会員で学ぶ人でない(プロのような)人は排除すべきと思う。当市民の税金がわずかでも投入されているだろうから文化協会もよく考えて監査しなくてはいけない。

巻柏(ウドノマイ?)・ダルマギホウシ
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ねじ幹ざくろ
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ちりめんかずら・真柏・ばら
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みよし盆栽展でも同じような真柏があった。

紅したん・いたどり・もみじ(ししがしら)
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作者談「ししがしら(もみじ)と書いて欲しかった」、その気持ちはよくわかる。

定家カズラ・黒松・真柏・アメリカヅタ・クチナシ・トキワガマズミ・ススキ
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いい作品なのだが飾り棚の中段右側の花台がもう少し低ければなぁと思う。


照ノ富士が14勝1敗で優勝したのは素晴らしい。稀勢の里の二の舞にならないよう慎重な休場明けだったと思うのだが膝の不調はまだまだなので上手く付き合いながらやっていくしかなさそう。

藤井聡太さんの叡王戦、千日手による2局目を鑑賞していて「あ、千日手ではないか」と思ったらそうだった。3局目中で棋士もほんと体力勝負で大変だ。

21:09、3局目は比較的簡単に藤井さんが勝利してタイトル防衛。



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