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いのちながかれと [日記・雑感]

10月17日(火)、心筋リハビリの日なのだが今月は火曜日が5日あるので今日は休み。
保険診療では月4回の制限があるからなのだが、自由診療でも行くほどの効果と高価のバランスを考えると、やっぱり休みを選択することになる。


夕食後家人さんが食器を洗っていてほんの少し湯飲み茶わんを落としただけで欠けてしまった。長く愛用していた自作の湯飲み茶わんが欠けたり汚れも目立つようになったので廃棄して、使い始めてそんなに経っていないので残念。
私が作った食器はだいたい重くて欠けやすかった(締めが甘い)。今日欠けた湯飲み茶わんもどこかの観光地で来場者に絵付けをさせて焼成後に送付してくれる物で、大量生産のためたぶん成形時の締めが甘いからだろうと思う。ただこの絵付けをした人が高浜虚子の系統である句誌『年輪』に属する義父の先輩格の俳人の作品なのだ。
なぜか我が家に2脚あったので家人さんと使用していた。
  冬日降るわれらのいのちながかれと  明
  露白し充ちて授かる言葉待つ     明
欠けたのは上の句のほうで、あまり縁起などには気にしない方なのだがちょっと嫌な気持ちになる。
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一方で明後日にでも咲きそうなホトトギスの蕾に朝、強い息吹きを感じたので立て直した。地植えにするとあらぬ方向に成長するので立てたわけ。
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夕食の添え物として昨日のあんこう鍋の残り物であるもやしの酢漬けをいただいたのだが、これが意外にも美味しく晩酌のつまみとして完食。もやしは炒めるか鍋にだけだと思っていた。
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外見はもやしのように弱々しくても長く生きたいとこのごろ特に思っている。若い時はそんなに思わなかったのだが折角ここまできているのでながく生きないと損をするような気持になっている。

早速読み上げた葉室麟『玄鳥さりて』に、島流しとなっていた剣の達人が戻ってきて、「恥ずかしながら、命に未練があります。少しだけでも生きられるものなら生きたいと思って帰ってきました」とあった。3か所に付箋を貼ったうちの1か所である。


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