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葉室麟『霖雨』読了 [読書録]

11月5日(日)、22作目になるのか葉室麟『霖雨』(PHP文芸文庫)を読了。
これまでの作品は武術の達人が正義を掲げ、時の政と悪徳商人を粛清しようとするものが多かったのだが、本作は儒学者広瀬淡窓と商人の弟が民のための政に関わっていく内容。



全体的にしとしとと雨が降り続くように静かに暗くゆっくりとした進行で、学問が単に学問として机上のものではなく実践編としての大切さを説いた作品であった。
いつもなら二晩か三晩で読み上げる葉室作品なのだが、今回は10日ほど要した。読了して昂るような感動はなかったのだが読んで良かったとは思った。

クロタマホシクサ
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ホトトギスが満開す
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イチョウ盆栽の黄葉
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先週に続いてまた日曜日の外出がなくなった。
午後からは食料の買い物に行くつもりだったのだが、ぐだぐたと過ごしていると減塩給食もあることだからと買い物に出かけるのが面倒になる。炊いたご飯が少し余って冷凍保存してあるものも溜まってきたので、それをレンジのチンで済ます。
胃腸が下降線状態なので昨日は一食抜きで今日は減食。処方されていた薬もかえって強いのではないかと減薬。
家人さんも一緒に減食して、ウエットを好んでいた福ちゃんも昨日からドライを好むようになり、みんなで食生活を一時的に見直し中。もちろん晩酌もである。
欲よりも面倒さが優っているということなのだろう。


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