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今日は俳句 [だるま広報]

5月21日(金)、ちょっと気持ちが凹んでいます。
雨もよく降りました。
昨日の非通知無言電話を受けたことを、まだ引きずっています。
そんなことをされるような生き方をしてきてはいないつもりです。
10年近くも前の先回はちゃんと突き止めて落とし前はつけました。

今夜はだるまさんが送ってくれた、今月の「らくだ句会」の60句から5句の選句で、穏やかに。


1 鈴蘭やちりんと鈴のきこえなむ  
2 夏来る父母に捧げるホームラン  
3 薔薇活ける雨に枝垂れし紅い薔薇  
4 茉莉(まつり)花(か)の香りたどりて廻り道  
5 雨上がり山は穏やか緑なる       
6 夏旅の広告消えて宅配食    
7 史を刻む田楽狭間に梅雨の入る 
8 青トマト産毛はやしドヤ顔に   
9 夫の忌の過ぎ貴重なる蓮華蜜   
10 風薫る腹の底まで取り込みぬ  
11 終活やちょんちょん樋(とい)の雀の子
12 シースルー弛む腕の涼味かな
13 クレマチスたおやかにつる伸ばしおり 
14 ハンカチや店に忘れしお気に入り
15 朝摘みの豌豆(えんどう)豆の甘さかな  
16 万緑や碧く染まりて猫眠る  
17 新玉葱腹痛こらへ旬を食ふ   
18 道の駅令和の平成(へなり)若楓 
19  夏木立二十面相ひそむよな   
20 春(はる)旱(ひでり)龍に響けと手を打てり    
21 大花火夢に打ち上げ庭花火  
22 土砂降りに畳まれしまま鯉のぼり
23 若葉風道連れにして知多行脚(あんぎゃ)  
24 夏の雨ペダル踏む子ら尻を振り
25 同じ月にまんじり御所の木香薔薇
26 さつき空園児真顔の雲(くも)梯(ばしご)   
27 用水は田水を落とし花菖蒲   
28 ケセラセラなんじゃもんじゃの独り言
29 五月晴前撮り終えた十九歳    
30 凛(りん)と立つ夕鶴の名の花菖蒲(しょうぶ)   
31 あめつちの囲い跨いで夏きたる 
32 初鰹縞の流しに勇み肌     
33 街なかを銀色に染め走り梅雨  
34 閑園のキリン闊歩や花ミモザ  
35 タバコ吸う非常階段夏の空    
36 人流に光纏(まと)ひて初燕     
37 蟻の道ウオーキングポール頼る脚
38 昭和二年と墨書清かに更衣   
39 青葉青葉白き歯の娘の嫁ぎゆく
40 薔薇園のかほり七色十色あり  
41 紫陽花の仄かに色付く雨の中  
42 包む皮脱ぎ散らかして若竹伸(の)ぶ  
43 梅雨空の巷ワクチン狂騒曲   
44 梅ポタリ正午ぴたりと花時計   
45 山椒の香起こし青虫のったりと  
46 油照重機一撃砂埃         
47 噓の街ネオン燈らぬ修司の忌  
48 エンドウの空(くう)掴む蔓(つる)網に寄せ   
49 とりどりの星を集めて額咲けり  
50 梅雨晴れやインスタ映えの喫茶店 
51 たた歩くひとりの時間新樹光  
52 正代も稽古不足よ五月場所  
53 若葉風向かいて重き黒マスク 
54 咲き初めし百合軒下に雨宿り  
55 棒(ぼ)手振(てふり)の担ぎくるよな初鰹   
56 葭(よし)障子(しょうじ)父入れ替えし今は母  
57 枝豆も加へておうち居酒屋風 
58 九官鳥餌付けし妣はあっぱっぱ  
59 たまさかの機影の離陸陽炎えり  
60 かしらみぎ雨待つ植田観兵式  

注:① 25番の「木香薔薇」は真子様のお印の花です。
   ② 58番の「あっぱっぱ」は涼しい服、サマードレスのことです。

wild選    4、12、15、24、33
今日は調子が良かった家人さん選 4、16、26、30、54
  
会員12名が選んだ多選句は、来月中頃に発表されます。
興味と暇のある方も選んで遊んでみてください。
結構、中日新聞俳壇に選ばれる俳人がいます。


同人誌『山波』にも、数句が毎号鑑賞文とともに掲載されています。
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