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第163回「らくだ句会」投句 [だるま広報]

6月20日(日)、昨日の雨でズッキーニとカボチャの葉が一挙にうどんこ病に。
思い切って白化粧した葉はすべてカットしてやった。
晴れた後の明朝に収穫と思っていたトマトを鳥にやられた。


だるまさんちのモサオ君(トイプードルのロクちゃん)が、カットして来たよと訪問してくれた。
カット前はモサオ君と呼ばれていたらしい。
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カット後の散歩は、ムカデに気を付けてよー。
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併せてだるまさんから恒例の「らくだ句会」投句一覧が転送されてきたので、家人さんと各5句を選ぶ。
珍しく3句も一致した。(青→wild 赤→家人 紫→両者)
いつもだるまさんの句だ、と3句ほど分かるのだが今回は全く分からない。いつものような灰汁がなく、素直な句になっているのかな。
私はあの灰汁が好きなんだが。

1  ゲームセットタオルで拭う汗と涙 
2  妣(はは)見舞ふ夢の道辺に蛇苺     
3  十薬の雑草として抜きにけり   
4  子メダカの数えるたびに数合わず 
5  義母の忌の里の手料理海(ほ)鞘(や)喰らふ    
6  決めきれぬもどかし日々や梅雨寒し 
7  さくらんぼ奥羽の律儀今日届く  
8  さくらんぼ食(は)みて異郷の山や川  
9  もく〳〵と草引く老爺旱(ひでり)梅雨  
10  騒がしや一夜で消えしサクランボ  
11 梅雨晴れや干し物吹かれフラダンス
12 注射終へ見上ぐる空や梅雨晴間  
13 白(しら)南風(はえ)や千年秘仏の開経偈(かいきょうげ)    
14 「まだ」「もう」か二ヶ月経ちてトマトなり 
15 遠来の孫を迎える花忍    
16 さくらんぼ熊も木の実を欲しげなり
17 梅雨最中レッスンの音湿りがち  
18 影踏みて遊ぶ母娘(ははこ)に夕焼空 
19 梅雨晴るる蛇の目番傘分かれ道
20 梅雨の空釈放されし周庭氏    
21 半夏生何だかんだで過ぎし日々
22 空港に接種急かるや梅雨晴れ間
23 心太一本箸に子のまどひ   
24 梅雨の星ワクチン接種本始動 
25 梅雨の闇てんで上がらぬ遮断機よ
26 寄り添えぬ梅雨の相(あい)傘(がさ)肩濡らす 
27 会へぬ子の背丈伸びたとさくらんぼ
28 深呼吸してる紫陽花雨の中   
29 含羞(おじぎ)草棘に一分の矜持あり    
30 子の寝息夏座布団の上に聞き  
31 ポケットに落とし物あり衣更へ  
32 父の日や今も物言ふ考の背中(せな)   
33 コロナ禍も悲観隣にさくらんぼ 
34 マスク越し表情読めぬ梅雨の空 
35 皇帝ダリア一雨ごとにずんずんと 
36 老鶯の声調へる静寂あり   
37 アガパンサス今朝の花壇の十二本
38 ぷっと吹きさくらんぼの種飛ばしけり
39 初成りのキウリシャキシャキ酒のつま 
40 隣の子毎夜の素振り七変化   
41 鞍馬越へ水の貴船に床涼み   
42 札所へはまっすぐの道夏木立  
43 雷や亜星の怒鳴り聞こえしや  
44 炎昼や干上がる土に赤き実が  
45 梅雨の間の既読のつかぬ片メール
46 紅花や結び反物白きまま     
47 夏帽子あみだかぶりに挙手の礼
48 緑陰に身を染めんと猫眠る   
49 放牧の牛鳴き交わす青嵐    
50 腰タオルと麦わら帽のえせ庭師   
51 虫メガネ今朝も子メダカ命増え 
52 意地てふは形にすれば夏の雲 
53 夫の忌や大木の枇杷たわわなる
54 らむね飲む中学生の喉仏   
55 ワクチンの日を待ち暮らし草を引く


猪口選  27、30、48、49、53
飛鳥選   9、30、42、48、49 
このところ票がばらける傾向にあるのだが、今回は塊になりそうな気配がする。


中日が負けたので夕食までの間に、春蘭と君子蘭1鉢の植え替え。来年は必ず咲かせてやろうと秀吉の心境。



「山波」広告0614.jpg 


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