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11月の「らくだ句会」 [だるま広報]

11月21日(日)、掃除、洗濯、料理と主夫の1日。
今月初めM市で購入した菊の寄せ植え、未開花だった黄色はこれなのだが少し旬を過ぎた今夕、スマホで撮る。

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何だか古典園芸菊のような気配がする。


だるまさんから先週19日(金)に恒例の「らくだ句会」投句一覧が届いていた。同日、若い時から詩吟を楽しんでいる友人が来てくれて、近くの小料理店(20年前から開いていたとは知らなかった)へ行って、一緒に選句をしようと考えていたのだが2人とも酒に弱くなってしまい選句より雑談が優先だった。
今日、友人が選んだ5句の知らせが届いた。

wild 選     13 21 30 33 48
家人さん選    11 13 40 48 54
友人選      29 35 48 49 54

複数選句は赤表示、単選句は青表示にした。
 
1小春日や仏の顔も緩びたり
         ゆる      
2 皆揃い船をこぐなり小春の日    
3 小春日や行くあてもなく旅心   
4 小春日や幻灯のごと洗濯ゆれる   
5 テンポよく組まるる足場小春空    
6 ママを待つ保育園児に暮れ早し    
7 風呂吹きや程よい距離の夫婦仲 
8 作付けを終へ鍬洗ふ小六月       
9 小春日や読みかけの本あちこちに   
10 小春日のシニア体操一二三    
11 小春空「赤い靴」の子富士臨む 
12 老人会急ぐ背中に落葉風     
13 湯船にも落葉舞い込む山の宿     
14 陽だまりにちょんとすみれの返り花 
15 カラカラと吹きいる落ち葉掃き集め
16 かさこそと落ち葉囁き吹き溜まる 
17 婚五十路金木犀の返り咲き    
18 小春日や予防接種の腕痒し 
19寂聴のエロスとパトス文化の日 
20 家路つくバックミラーの冬茜    
21 二十年の暮らし丸めて襖貼る
 はたとせ  
22 落葉時孔雀は尾羽拡げざる    
23 野の花の記事に妣の名帰り花  
24 落葉降る半音階で降りる音   
25 末枯るる園の池端一巡り
  うらが       
26 大根干す芋干す鯵干す茸干す  
27 親方の一服つける小春かな    
28 影長し足元ほっかり冬の窓   
29 笑顔なくした人が負け石蕗の花   
30 柏手に小鳥飛び立つ朝参り    
31 落葉舞ふ後から聴こゆる葉づれの音
32 穭田の静寂破るカラス群
  ひつじだ      
33 立冬の静寂破って救急車    
34 カラー帽子園児の嬉々と落ち葉ふむ
35 呼ばれてもすぐには立てぬ日向ぼこ  
36 落ち葉降る襷でつなぐ宮城野路 
37 白菜の重石になりしダンベルは 
38 あと千歩スマホ片手に落ち葉踏む 
39 木の葉髪気にする夫の無精ひげ 
40 軽石に列島騒ぐ冬の海     
41 名物の黒からあげよ神の留守   
42常緑に混ざりし赤黄空真青   
43 吹き溜まる落葉の下にエアーメール
44 入院の夫の布団も並べ干す   
45 マフラーをほどいて仰ぐ小春日に
46 枯芒愛貫ゐて大往生        
47 冬来る千枚漬けの薄さかな  
48 廃線の隧道の先もみじ燃ゆ
    すいどう     
49 名前負けせずに育てよ七五三   
50 両の手の鯊が釣果や木曽堤
      はぜ       
51 深夜便布団被りて秋を聴く    
52 朝の日に光る踏石小夜しぐれ  
53 蔓探らば零余子が一つまた一つ 
 つるさぐ   むかご
54 落葉焚季節知らせる狼煙かな
           のろし
55 冬日向三人掛けに影五つ  

3人が選んだ48
廃線の隧道の先もみじ燃ゆ
25日の句会で最高得点句に選ばれるだろうか。


負けたと思った貴景勝が、岩のようだった逸ノ城から反則勝で大きな1勝を得た。 
夕食後、家人さんが洗濯物を取り込もうとしてあと2段の階段から滑り落ちて腰を打つ。もう少し上だったら大事になっていたかもしれない。姉が腰椎の圧迫骨折で再入院している。
年を取ったら転ばない、滑らない、躓かない、に要注意である。


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