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堀川劇場 [日記・雑感]

夜遅くの震度6強、M7.3の地震には驚きました。コロナワクチンとオリンビック問題に終始していて地震のことは頭になかったから。

2月13日(土)、だるまさんから桑原成順著『名古屋シネマノスタルジー わが青春の三番館』(株式会社文芸社 2012年5月15日 初版第1刷発行)tが送られてきた。
著者は名古屋市守山区生まれの私より4年歳上、自称“映画オタク”で名画で世界一周をしたいと思っていた人のよう。

私の生家から近かった期待の「豊富館」は第1章の「堀川劇場」の中に記載があった。「豊富館」は名古屋駅に近い円頓寺商店街の東端にあり名古屋城に近く、その北北東が「堀川劇場」で名古屋城にはさらに近い。堀川とは名古屋城の外堀から港までの人口河川なのだ。
まだ子供の頃、父母と揃って行ったところが「豊富館」、堀川劇場はもっぱら父と行ったところで西部劇を多く上映していたと記憶している。

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「堀川劇場」の欄を引いて見ると、「僕が高校生の頃から大学生にかけての昭和30年代は洋画の三本立て興行だった気がする。決して綺麗な劇場(こや)でもなく、時にピンク映画ではないが、やや性的興味をそそるような短編が併映されていたこともあった。.・・・・(円頓寺通りの)アーケード街にも映画館があった。豊富館といって、一階と二階だったか二つのスクリーンがあったと思う。」と記載されている。
著者が両館で観たタイトルが15本ほど記載されているが、私の記憶にあるのは木下啓介監督、佐田啓二・高峰秀子の灯台守夫婦の物語「喜びも悲しみも幾歳月」だけだった。おそらく私は著者よりも早い時期に行っていたのだろうと思う。
その豊富館の前を少し東へ歩くと徳川家も好んでいた蒸し羊羹で有名な老舗和菓子店「美濃忠」(本店)がある。一カ月ほど前にCBCテレビで放映していたのでちょっとお借りして引いておこう。

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この「美濃忠」の前を少し北へ歩いて右方面に「堀川劇場」があった。
どうやらこの本は著者の映画鑑賞記録ということで、一作一作についての深い感想は少ないようだ。


今夜は、アニマルボイスさんの生家に近い「オーモン劇場」の欄を読もうと思う。
最近はすぐに眠ってしまうので、プー太の父さんがおそらく記憶されている「名宝会館」は明日になるだろう。

家人さんが昨句。
  紅梅の咲きて可愛いき猫の声  飛鳥
  猫が来て顔をのぞきし春の朝  飛鳥


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