8月の「らくだ句会」投句一覧 [だるま広報]
8月21日(土)、雨が続いているので、この時期にあれもこれも鉢物の新芽が目立っています。
クチナシの葉
今月も「らくだ句会」投句一覧がだるまさんから届きました。
まずは、幹事さんからのご挨拶(抜粋)を引用いたします。
「8月も郵便句会ですので、市政資料館での句会は行いません。最近はデルタとかガンマとか聞き慣れない名前を耳にします。コロナの初期株の名前、アルファとかベータは高校の数学で見かけたことがあり親しみがありますが、ガンマ、カッパなどと聞くとロケットの名前かと思い、デルタ、ラムダと並ぶとウルトラ星人の双子の名前かと思います。さらに、シグマ、オメガと続くと、宇宙暗黒帝国の総統の名前を連想します。すでにコロナはデルタを過ぎてラムダ株まで進化しているそうです。シグマ、オメガまで進むのも時間の問題かも知れません。来月以降のコロナ状況は諸説ありますが、ワクチンの効果を信じ、特段の不都合がない限り、市政資料館で開きたいと思っています。」
01父母の墓照らす鬼灯道しるべ
ほおずき
02黄昏や故人起こせよ盆の風
03 線香の煙る初盆涙そうそう
04一番星夕焼け微かに色残し
05夕方の露地吹く風や秋の声
06かなかなや耳澄ましても音遠く
07日傘パパ小さき吾子寄せ公園へ
08盆用意お供え物に自家野菜
09盂蘭盆や木魚の音に舟をこぎ
10夏蝶の高み高みへ昇りけり
11盆中日衣はためくオートバイ
12高まりてやがて寂しき宵の虫
13あの時の川の熱さや原爆忌
14 戸口より夕日入り来秋の声
15 自由時間出来て戸惑う秋の風
16 盆の墓浸み入るごとく水乾く
17 忍び足四畳半にも秋の声
18 残照の蝉男気を放ちけり
19 坂下る自転車すずし秋の声
20 叩き鉦合羽長ぐつ雨の盆
21 雨コロナ無情の夏甲子園
22 姉弟に割り振りをする盆用意
23 馬で来て牛で帰ると盆の人
24 かな文字の流れ静かに秋の声
25 孫は飽き爺婆競ふ線香花火
じじばば
26 秋の風裂きて空中散歩かな
27 晩節は恙なしやと盆の月
つつが
28 涼新た参道脇の苔光る
29 七つ八つ蝉の骸に出会いたり
30 背が伸びるゴロゴロうだうだ夏休み
31 蝉時雨病の友に諭されし
32 法師蝉鳴くになけない雨長し
33 ベランダで鯖缶あけて缶ビール
34 要らぬ物つくづく多しつくつくし
35 新涼や墨と紙との余白の美
36 人気なし草に埋もる三角点
37 百日紅花のじゅうたん君想う
38 おつかいの帰りの駄賃あずきバー
39 停電下水風呂浴びる熱帯夜
40 発泡酒容器違えて江戸切子
41 コロナ禍やメールに送る揚げ花火
42 境内に秋の声聞く朝奉仕
43 秋蜂や残りのいのち舞い狂ひ
44 秋の声アクリル板をすり抜けて
45 花束は輝くひまわり金メダル
46 裾分けの白無花果の甘さかな
47 吾子居らず公園広し秋の声
48 独り居のかかせぬ昼寝秋の声
49 原爆忌核を語れぬ被爆国
50 スイカ種ついでに憂さもペッと吐き
う
51 城下町五感広がる金魚ゼリー
52 黙祷の耳に秋桜さわさわと
53 人流の叫べど減らぬ秋の空
54 サプライズ花火待つ人姦しく
かしま
55 秋の空上がり続けるデルタ株
選句
家人さんとwild 赤
家人さん 紫
wild 青
特選句
家人さん 01 両親を忍ぶ気持ちが鬼灯をとおしてうまく表現されています。
wild 24 薄墨の書の軸に穏やかな秋が感じられるような雰囲気が素敵です。
全国も愛知も当市も、今日も新記録を達成した中、処方箋に基づき遠目単用で矯正視力1.0の眼鏡が無事できました。一体あの騒ぎは何だったんだろうと、白内障の手術をすべきと言った医師には、以前のwildだったら強く抗議するところでしょう。
クチナシの葉
今月も「らくだ句会」投句一覧がだるまさんから届きました。
まずは、幹事さんからのご挨拶(抜粋)を引用いたします。
「8月も郵便句会ですので、市政資料館での句会は行いません。最近はデルタとかガンマとか聞き慣れない名前を耳にします。コロナの初期株の名前、アルファとかベータは高校の数学で見かけたことがあり親しみがありますが、ガンマ、カッパなどと聞くとロケットの名前かと思い、デルタ、ラムダと並ぶとウルトラ星人の双子の名前かと思います。さらに、シグマ、オメガと続くと、宇宙暗黒帝国の総統の名前を連想します。すでにコロナはデルタを過ぎてラムダ株まで進化しているそうです。シグマ、オメガまで進むのも時間の問題かも知れません。来月以降のコロナ状況は諸説ありますが、ワクチンの効果を信じ、特段の不都合がない限り、市政資料館で開きたいと思っています。」
01父母の墓照らす鬼灯道しるべ
ほおずき
02黄昏や故人起こせよ盆の風
03 線香の煙る初盆涙そうそう
04一番星夕焼け微かに色残し
05夕方の露地吹く風や秋の声
06かなかなや耳澄ましても音遠く
07日傘パパ小さき吾子寄せ公園へ
08盆用意お供え物に自家野菜
09盂蘭盆や木魚の音に舟をこぎ
10夏蝶の高み高みへ昇りけり
11盆中日衣はためくオートバイ
12高まりてやがて寂しき宵の虫
13あの時の川の熱さや原爆忌
14 戸口より夕日入り来秋の声
15 自由時間出来て戸惑う秋の風
16 盆の墓浸み入るごとく水乾く
17 忍び足四畳半にも秋の声
18 残照の蝉男気を放ちけり
19 坂下る自転車すずし秋の声
20 叩き鉦合羽長ぐつ雨の盆
21 雨コロナ無情の夏甲子園
22 姉弟に割り振りをする盆用意
23 馬で来て牛で帰ると盆の人
24 かな文字の流れ静かに秋の声
25 孫は飽き爺婆競ふ線香花火
じじばば
26 秋の風裂きて空中散歩かな
27 晩節は恙なしやと盆の月
つつが
28 涼新た参道脇の苔光る
29 七つ八つ蝉の骸に出会いたり
30 背が伸びるゴロゴロうだうだ夏休み
31 蝉時雨病の友に諭されし
32 法師蝉鳴くになけない雨長し
33 ベランダで鯖缶あけて缶ビール
34 要らぬ物つくづく多しつくつくし
35 新涼や墨と紙との余白の美
36 人気なし草に埋もる三角点
37 百日紅花のじゅうたん君想う
38 おつかいの帰りの駄賃あずきバー
39 停電下水風呂浴びる熱帯夜
40 発泡酒容器違えて江戸切子
41 コロナ禍やメールに送る揚げ花火
42 境内に秋の声聞く朝奉仕
43 秋蜂や残りのいのち舞い狂ひ
44 秋の声アクリル板をすり抜けて
45 花束は輝くひまわり金メダル
46 裾分けの白無花果の甘さかな
47 吾子居らず公園広し秋の声
48 独り居のかかせぬ昼寝秋の声
49 原爆忌核を語れぬ被爆国
50 スイカ種ついでに憂さもペッと吐き
う
51 城下町五感広がる金魚ゼリー
52 黙祷の耳に秋桜さわさわと
53 人流の叫べど減らぬ秋の空
54 サプライズ花火待つ人姦しく
かしま
55 秋の空上がり続けるデルタ株
選句
家人さんとwild 赤
家人さん 紫
wild 青
特選句
家人さん 01 両親を忍ぶ気持ちが鬼灯をとおしてうまく表現されています。
wild 24 薄墨の書の軸に穏やかな秋が感じられるような雰囲気が素敵です。
全国も愛知も当市も、今日も新記録を達成した中、処方箋に基づき遠目単用で矯正視力1.0の眼鏡が無事できました。一体あの騒ぎは何だったんだろうと、白内障の手術をすべきと言った医師には、以前のwildだったら強く抗議するところでしょう。