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21の妙 [日記・雑感]

10月9日、台風14号の影響で雨が続いています。このところ折角やる気になった冬野菜作りの菜園へも行けません。
この雨の中でも、家人さんの注射通院です。
注射してくれる若い看護師さんが、「明日も来られますか? 」と訊きます。
私、「来ます」
看護師さん「明日は台風が接近しますから、気を付けてお越しください」と、その一言に癒されます。

一昨日(10/7)は家人さんを見て、「髪を切られたんですね」と、「あ、ご主人もですね」。
家人さんは長い間、気分的にも髪を整理するにも出掛けられないほど、歩くことができませんでした。
私が「明日(10/8)は来れないと思います」と言ったところ、
「たまには休まれてもいいと思います、もし来られるときは雨ですから気を付けてくださいね」と。
こういう一言は、苦しんでいる者にはありがたいです。


さて、拙ブログにご訪問をいただいているどなただったのか記憶がないのですが、脊柱管狭窄症になった家人さんが手術でなく注射治療を受けることについてアップしたところ、詳しい結果を知らせて欲しいとおっしゃっていました。
嬉しい報告ができます。

数回しかお会いしていない菜園の知人Oさんに、このサードオピニオン医を教えてもらいました。
オパルモン(アルプロスタジル注10μg「サワイ」)の静脈注射2ccを1ヵ月に15本打ちます。院長はこの薬は間隔を空けずに早く打った方がより効果が現れるもので、7か8本目に効いてくるでしょうと言っていました。5本目くらいの時だったか「その効果を確認するためにも、今どれくらい歩くことがぎきるのか確認しておいてください」と云われていたのですが、病院を出て駐車場までのわずか8mあまりの緩いスロープでさえ全く歩くことができませんでした。
8本打っても効果がなく、その時Oさんに偶然にお会いすることができて訊いてみたら効果が出たのは21本目からとおっしゃっていました。
ちょうどそのころが、腕の静脈は青タンだらけ、毎日注射通院することに強いストレスと疲労に疲弊していた時でした。
少しでも気分よくするためにも、老いても女性らしく花柄の杖に替えてみたり激励していたのですが、私も内心は効果がなければ本人に辛い思いをさせているだけになるのでと、落ち込んでいました。

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右が取りあえずと購入した物。左は福祉用具店で購入した花柄で杖先も安定した物です。

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ところが14本目に私が見ている限りでは、家の中ですが本人の伝い歩きが少なくなり自然に杖も使わなくなっていました。
早速、院長に報告したら、「それでは今月はあと1本で終わるので、来月(10月)の第2クールはもう打たなくていいでしょう」と、言うので慌てました。
私としては10月も15本打って、11月は休み(保険診療で認められないらしい)、12月に3クールまでやってもらおうと思っていたからです。
良くなっているものの安定はしていないと思ったので9月末に、何とか10月の第2クールもお願いして4本目の朝、室内ですが明らかにとても軽々と問題なく歩いていました。本人は気づいていないのですが、医師も「みんな家族の人が先に気づくものです」と。
第2クール5本目(計20本)を打った時の看護師さんの会話が、前述の「たまには休まれてもいいと思います」だったのです。
翌日(10/8)、休んだのは家人さんの内科かかりつけ女医さんが2週間ぶりに往診に来てくれる日だったからです。
その日の女医さんの最初の発言、「あっ、普通に歩けているじゃないですか? 」。
それでも本人は、まだ明確に気づいてはいません。それはやっぱり痛みと痺れが残っているからでしょう。
往診の内科の先生には、痛くて歩けないのと、痛くても歩くことができるのとは大きな違いがあると思います。まずは歩くことができるようになったので、これからは痛みを和らげる治療をお願いしたのです。

そして今日、注射通院したら医師が「6本目か・・・、もう少しですね」と、
私、「計21本目です。今日は駐車場から杖なしでここまで歩いてきました」。

第2クールはあと9本ですが、もう休み休みでいいのかなと、私は思っています。
帰りにスーパーで買い物をしたのですが、家人さんはスーパー内を普通に歩くことができて、買い物客はみんなマスクをしている・売り場が変ってしまっている・レジ袋が自動配給されない、など浦島太郎のような感慨でした。
いみじくもOさんと同じく21本目です。
おそらく医師は今月残り9本を打った後、第3クールの12月は必要ないとおっしゃるでしょうが、私もそう思います。
それでも、もしかして第3クールもやりましょうとおっしゃれば、お願いしたいと思っています。
因みにこの注射通院の治療費は1日の保険診療点数271点です。開発当初は1000点だったと聞いています。
この院長、もちろん日本整形外科学会の認める整形外科専門医・同脊椎脊髄病医・同リウマチ医・日本医師会認定産業医の認定を受けているようです。

今日は、私の整形外科通院日であったのでお気に入りの理学療法士さんに、「簡単に日帰り手術など勧めるものではない、と若い院長に言っておいてー」と話したら、本気にした理学療法士さんは「私からは、言えません」、「自分で言うからいいですよ」と私(笑)。

今後は痛みの改善ですが、これは難しいです。
だって私自身が痛みと共に10年以上生活しているのですから。


本日の一句
  野良猫の隠れて野分來るらし  だるま
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