小鯛

12月15日(火)、名古屋市が小雪で当市は霙だった。
先日、ロクちゃんが狸に会った処で、最近の彼は「ウー」と唸っているらしい。
「案外、(狸と)友達になりたいのかもしれんな」というのが、だるまさんの観方。
「ロクちゃん、驚いてあれ以来ちっとも来てくれないなぁ」というのが、私の想いであった。

寒かった朝なのだが、お姉ちゃんに買ってもらったダウンを着て震えながら散歩に行ってきたらしい。

震えていたのはだるまさんじゃないかと思ったのだが、この時私はまだ布団の中。

　　雪晴れや槍の穂先に吉良の首　　だるま

なんでも句帳を送ってくれたらしいので、作句に勤しめということだろうか。


家人さんの腰痛注射前に、サササッと葉牡丹を植えた。


午後?、釣り行ってきました?

院長が「雨の日は帰りに、ららぽーとに寄って歩くことです」と、言うので寄ってきた。
入り口に新鮮魚店があるので、この値段では師崎港まで釣行する気もなくなる。
刺身・酢漬け・揚げ用の名札が付いて、小鯛10匹300円＋税。

午後は私の歯医者通院。
先回、右奥歯の残っている歯根分部を削った後の歯型。

今日はこの矢印部分の底に金属の台を着けた。
一挙に型を取って次回は冠部を着けて年内完了かと思っていたら、次回が型取りらしい。
噛み合わせにとても神経質な私は、１度の調整では合わないので、この状態で年越しした方が、むしろ良いのかもしれない。年末年始は気持ちよく食べて過ごしたい。

魚屋さんの兄さんに「下処理をしてくれる? 」と訊いたら、「30分いただければ」と云われたので、「では、自分でやります」と持ち帰った。
考えてみれば300円で10匹も下処理までやってられないよなぁ、と思う。

３匹塩焼き、２匹刺身、３匹酢漬け、２匹冷蔵保存。

「姿焼き」で自動セットしておいて、里芋の煮物のリベンジをしていたら少し焼き過ぎた。
小鯛なので自動セットではなく、もっと短くすべきだと気づかなかった。
しかし、里芋の煮つけは合格。
家人「おとうさん、料理が上手になったねえ」
「うん、そろそろ小料理屋さんを開こうかと思っている。居酒屋兆治、知ってる?」
「知らない!」

知らなくて良かった。
私のことだからその気になってしまって、修行するなんて言い出しかねないから。

　　初雪や鱗散らして焼き小鯛　　猪口

ロクちゃん、夕方も雪雲を眺めながら散歩に行ったみたい。
「寒くなったので狸に会えない。冬眠したのかな」と。

　　老い猫やまあるくなりて雪催　　だるま
　　　　　　　　　　　　　(ゆきもよい)